troupe OCTOBER'S in 獨木舟 vol.1                  
   語り芝居の夕べ 「高瀬舟」 
1988年3月29日〜4月26日(毎土曜日)
森鴎外・作 構成/演出・ 坪倉謙之 音楽・児玉明子 
出演・種田庄兵衛=羽里洋一、喜助=橋川 渉、
    語り=竹崎利信
余りにも有名な、森 鴎外の短編より、坪倉謙之の演出で行われた、記念すべき旗揚げ公演です。獨木舟の空間とマッチした
シンプルな世界。「墨絵のような・・・・・・」と、評されました。私、竹崎の語りの原点です。



オイディプス王
1988年12月6日(火)〜12月9日(金)
吹田メイシアター・小ホール
ソフォクレス・作 高津春繁・訳 吉田博文・潤色
演出・坪倉謙之 照明・竹森潤平 美術・大門まるう
音楽・角藤 寛(perc)、児玉明子(cl)、篠原康浩(sax)
出演・竹崎利信(オイディプス)、坪倉謙之(コロスの長)
    橋川 渉(テイレシアス)、羽里洋一(クレオン)
    小林一恵(伝令)、李 由紀子(イオカステ)
ギリシャ悲劇「オィディプス王」を、平安朝の装束で演じました。
この頃の私(竹崎)には大役で、苦い思い出となっています。
ですが、この舞台を経験したことが、その後の快進撃?に結び
ついたと思っています。
いずれにしても、記念碑的な舞台でした。



troupe OCTOBER'S in 獨木舟 vol.2
      オイディプス王
1989年9月30日〜10月28日(毎土曜日)
オイディプスの再演です。
坪倉謙之が、オイディプスを演じ、竹崎・橋川・李がコロスとなり、その他の役を語る、前回とは違った演出になりました。



troupe OCTOBER'S in 獨木舟 vol.3
     一人がたりの夕べ
1991年10月12日(土)〜11月2日(土)
演目・芥川龍之介作「疑惑」(橋川 渉)
    江戸川乱歩作「人でなしの恋」(李 由紀子)
  講談「川中島合戦」他(神田陽司)
    森鴎外作「高瀬舟」(坪倉謙之)
    「私家版宮沢賢治幻想旅行記・抄」(竹崎利信)
  薩摩琵琶「間垣平九郎」(滝沢邦代)
オープニング、アマンダ・ヒューズ氏の詩の朗読を皮切りに、
三週間にわたって曜日ごとに繰り広げられる一人語りの世界・・・・・・
ゲストに薩摩琵琶の滝沢邦代氏、講談師神田陽司氏を迎え、
一人がたりフェスティバルともいうべき公演でした。
賢治旅行記はこれが初演。
ああ、あの時君は若かった。



troupe OCTOBER'S in 獨木舟 vol.4
      夫婦善哉
作・織田作之助
構成演出・坪倉謙之
照明・竹森潤平
宣伝美術・仲宗根 浩
出演・維安柳吉(竹崎利信)、蝶子(李 由紀子)
    語り(橋川 渉)
織田作之助の有名小説を、語りと二人の登場人物の三人で演じる語り芝居。
若かりし竹崎は「こんな思想のないものを・・・・・・」と心の中で逡巡して居りましたが、期せずしてお客様からは「OCTOBER'Sの歴史に残る名舞台」と評していただきました。
中年に差し掛かった今、もう一度演じてみたい作品です。



troupe OCTOBER'S in 獨木舟 vol.5
       藪の中
1992年11月4日(水)〜12月2日(水)(毎火、水曜日)
作・芥川龍之介
構成/演出・坪倉謙之
照明・竹森潤平
薩摩琵琶・滝沢邦代
出演・放免/多嬢丸(竹崎利信)
    旅法師(坪倉謙之)
  金沢の武弘(橋川 渉)
    真砂(李 由紀子)
黒沢明の「羅生門」の原作となった、この作品を、薩摩琵琶奏者の滝沢邦代さんの琵琶と語りを軸に公演しました。
竹崎、初の悪役(?)に挑戦。



troupe OCTOBER'S in 獨木舟 vol.6
暗闇の斜層〜私家版宮沢賢治幻想旅行記T〜
1993年12月7日/14日/21日(火)
構成・竹崎利信
演出・坪倉謙之
演出助手・李 由紀子
照明・常谷良男
幻想旅行記・抄に、若干のアダプテーションを施し、再演しました。
このときの台本を、旅行記Tとしていないのは、作品として冗漫な部分があったためです。
「真空溶媒」という長い詩を挿入しましたが、これは結局それだけを取り出してやったほうが良かったかも・・・・・・



troupe OCTOBER'S in 獨木舟 vol.7
         夢十夜
1994年5月7日〜28日(毎土曜日)
原作・夏目漱石
構成/演出・坪倉謙之
照明・常谷良男
出演・李 由紀子、竹崎利信
漱石の同名小説を坪倉謙之が脚色し、漱石の書簡や日記を織り込んで独自の世界を表出しました。
漱石を演じた竹崎が、床屋で「これと同じにして下さい」と千円札を取り出した話は、一部では有名。



troupe OCTOBER'S プロデュースin 獨木舟 vol.1
月田秀子 Dramatic Fado Live
1995年10月14日(土)
構成・坪倉謙之
照明・竹森潤平、常谷良男
宣伝美術・岩永淳子
出演・月田秀子
    池側 忠(ギター)
    佐野健二(ポルトガルギター) 
    竹崎利信(案内役)
ファディスタ、月田秀子氏との記念すべき第一回共演。
単に曲の紹介だけではなく、賢冶の作品とのコラボレーションを目指しました。



月田秀子 Dramatic Fado Live in STIR
1998年9月29日(火)
プロデュース/構成/演出・坪倉謙之
照明・竹森潤平
宣伝美術・岩永淳子
出演・月田秀子
    池側 忠(ポルトガルギター)
    野上圭三(ギター) 
    竹崎利信(案内役)
大阪市城東区のスペース「STIR」での、2回目のDramatic Fado Live。
語りとファドのコラボレーションが、前回よりもより濃くなってきました。



私家版 宮沢賢治幻想旅行記・抄 in 倉吉夢扉
2001年10月27日(土)
構成・竹崎利信
演出・坪倉賢治
照明・竹森潤平
宣伝美術・後藤恒夫
鳥取県倉吉市の後藤恒夫氏と、同じく倉吉の陶芸家・座友の河本賢治氏とのご協力により実現した公演です
演出の坪倉謙之のアダプテーションで、決定版とも言うべき台本が完成しました。
14年かけてようやく・・・・・・感慨ひとしおでした。




月田秀子 Dramatic Fado Live in 大江能楽堂
2002年9月14日(土)
構成/演出・坪倉謙之
照明・竹森潤平
出演・月田秀子
    上川 保 ( ポ ル ト ガ ル ギ タ ー )
  野上 圭三 ( ギ タ ー ・ オ カ リ ナ e t c )
  竹崎利信(賢治)
三度目の月田氏との共演です。
今回は、賢治旅行記Vを下敷きに、月田氏が賢冶の妹とし子を、竹崎が賢治を演じました。
初めての能舞台での公演、そして、本格的なコラボレーションとあって、竹崎は緊張に震えました。
ほんとに、良い経験、良い舞台を踏ませていただきました。





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